Uターン転職を希望する方は年々増えています。というのも一極集中で都市部への企業進出が多いからですね。都市部に仕事が多く地方には少ない、そんな中で都会で正社員として働き続けている方はとても多いです。
一方で生まれ育った地元に帰りたい、父母の老後の面倒を見るために近くに居てあげたい、奥さんの地元へUターンしたい。人生を考えた時に40代のタイミングで決断するのは早いかもしれませんが、Uターンは早いほど良いのは言うまでもありません。
40代は転職をするためのラストチャンスかもしれません。子供が居る方にとってもこのタイミングは重要です。そんな中で40代でUターン転職に成功したSさんの体験談を寄せて頂きました。
どんな仕事から、どんな仕事へ転職しましたか?
新卒で製造業に就職して、営業・商品企画・宣伝の仕事をへて、どうしてもUターン就職したいと考えて地元に仕事を探しました。
実際に就職したのは地元の地域振興を行う商工会議所です。
地元の活性化を目指すことになっています。
40代で転職した理由
ずっと、地元を離れて仕事をしていました。
しかいながら、いつかは地元に住みたいと考えていたのも確かです。
定年退職してからでも構わないと思っていたのですが子供たちも大きくなり、家内と新たな人生は早いタイミングで始めようと考えたわけです。
また、地元に講演する仕事に就こうと考えていたので仕事探しに関しても非常にわかりやすかったことはいうまでもありません。
あとは、自分にマッチした仕事をいかに探すかだけということになったわけです。
40代で転職を考えている方へアドバイス
40代の転職となれば、いくつか気を付けるべきことがあります。
まずは相当なスキルや人脈がない限り、収入はまず落ちると考えるべきです。
私のように特に地元に戻るということであれば、都市圏よりも若干給与体系そのものが低いこともあります。
次に、転職の動機です。
わたしも地元に貢献したいという1点で転職活動を行いました。
こうしたわかりやすい動機でもなければ、なかなか面談の際に認めてもらうことは厳しいと思います。
とにかくストーリーが大事なのです。
転職活動で必要なこと
まずは40代での転職の際には、自分のこれまでの仕事の棚卸が何よりも大事です。
自分が何ができるのか、何が得意なのかをしっかり見極めておかねばなりません。
そして、何がやりたいのかそしてそのやりたいことに対して何ができるのかをまとめることです。
最終的には転職先の企業にどんなメリットを与えることができるのかはが最終的なポイントになります。
非常に厳しいかもしれませんがこういった準備がきちんとできていなければ、40代の転職は厳しいものになります。
気をつけたい点はやはり地方にUターンすると年収が落ちる可能性が高いという事ですね。この事実を把握している方は多いですが直面すると転職を躊躇してしまう事も多いので事前に自分に落とし込んで置いて下さい。
自分だけでなく配偶者や子供の人生にも関わる環境の変化です。また地元に戻れば父母の他、親戚も多いでしょう。子供の教育や学校も考えなくてはいけません。当然配偶者の方と相談して決めていきましょう。
Uターン転職で仕事はどうやって探す?
実際、地方の企業も優秀な人材を必要としていますので、都市部へ求人を出したりしている事があります。というのも「Uターン転職イベント」が1年に1回か2回ほど開催されてることがあるからです。そのようなイベントに参加して自身の出身地の企業が出ていないかチェックしてみましょう。
また当然WEBを使った求人探しは必要です。上手に転職サイトを活用して活動していきましょう。遠く離れた地域の企業へのエントリーや面接等は時間的に厳しさがありますので、転職サイトの人材担当者に間に入ってもらって調整してもらうと円滑になるはずです。