中高年の転職活動での心構え

skill-jinbutu

40代・50代の中高年の方々が、社会に提供できる価値、つまりセールスポイントを理解する事で中途採用者へ求められる条件が分かってくる事でしょう。

中高年が転職活動をする際は、自身のセールスポイントを的確に把握することで成功率が上がるのです。

長年培った多彩な経験を活かして、自分ならば効果的にできる会社貢献をじっくりと考えてみる事から始めましょう。

中高年層の社会人がもっているセールスポイント

まず有効なセールスポイントに、就労経験で身に着けた専門知識や特殊技能があります。

あなたの培ってきたそのスキルを必要としている職場は必ずある筈です。

これは即戦力として売り込むための最大の武器であると理解しておきましょう。

そして知識・技能を保証する公式資格もあります。(資格より実務のほうが重要ですが。)

それから職務内で得た人脈や取引先での人脈も、企業によっては必要なコネクションとなり得ます。

もちろん個人のスキルとして、マネジメント力や企画力なども職場では有効に働く事でしょう。

これは若年層よりも中高年の方々に優れた部分だと言えます。

そしてもっとも貴重な経験として、数々の成功体験と失敗体験のサンプルです。
これによって営業上の経験則が発揮されます。

つまり運営上のリスクヘッジには有益な情報源となるのです。

自分のセールスポイントと転職先とのマッチング

これらはすべて、転職において売り込みのための強みと言えます。

社会経験の深い中高年だからこそ発揮できる能力です。

このセールスポイントを積極的にアピールして、転職を有利に進めるならば成功率もアップする事でしょう。
そこで転職希望の企業側がどのようなニーズを持っているかを研究しましょう。

転職先の期待する人物像とマッチしていなければ売り込みようがありません。

この点はシビアに分析をする必要があります。

なぜならば、中高年の中途採用の窓口はそれほど広くはありません。

ピンポイントで捉えていかなければ成功がままなりません。

業種と職場のポジションそして就業地域などから、自分の能力がどんな形で活かせるかを想像してみて下さい。

どの企業で働きたいかという希望は転職先を選定する際の大事なポイントですが、同時にどの企業が自分の能力を高く評価してくれるを研究する事も必要です。

自分の価値は、先に述べたセールスポイントにある点を考慮して、自分の得意分野で求人を探す事は成功への近道になります。

採用企業が喜ぶのはどんな人材だろうか?

と考える事は、例えば企業への志望動機転職の理由としてカスタマイズできる材料となります。

営業職の場合は当然「売上」が求められるわけですから転職した時点で多くの売上が挙げられる案件を持っていると強みとなります。中高年の場合は営業スタッフの管理職のケースも見られますので、前職での実績や管理職経験とグループ全体での売上などをアピールポイントとする事ができます。

営業ではなく技術が絡む仕事の場合はやはり前職までのキャリアが今回の職場でどのように変化させて活かせる技術かを伝える事です。潰しが効かない技術だと厳しくなります。また技術職の中でも管理職はありますので、その点もアピールすべきです。

管理職なら当然売上、経費、人的な管理は見られるわけですが加えてこれまで培ってきた人脈は非常に評価される場合があります。◯◯社とのパイプがある、◯◯社との協力体制を敷きやすい、◯◯社から仕事を貰えそう、これらの人脈を活用して早い段階で会社の利益になる事は採用側にとって詳しく知りたいポイントでもあります。(勿論嘘はいけません)あなたの人柄も含めて上手にアピールすべき事ですね。

参考:40代の管理職が更に上を目指し転職