転職が初めての方にとっての謎部分、面接についてです。
面接は会社によって何段階かありますが、面接者が誰なのかによって聞かれる内容や求められる答えが違っている事もあります。
また必ず聞かれる質問等もありますので、整理してみてください。(面接でよくある4つの質問も参考に)
転職の採用面接は、一次面接で終わる会社と、二次面接や三次(最終面接)まで行う所もあります。それぞれ面接官の顔ぶれも変わり確認する事項も異なります。
人事部→現場責任者→役員の順で面接が行われるのが一般的でしょうか。
40代に関わらず転職では一次・二次面接で終了となるケースも多いです。
一般的な1・2・3次の確認事項を整理してみました。
【一次面接】現場の仕事の説明と人材の確認
一次面接では面接官が今回募集している仕事の内容の説明を行います。また求人要件と転職者との条件合わせを行う場となります。
- 業務遂行が可能な人材か、経歴・スキルのミスマッチが無いか
- 人物面の評価、一緒に仕事ができる人かどうか
- 年収・待遇等の条件面の確認
求人票をよく読んでおくことです。求人票で求められている技能やヒューマンスキルと比較してアンマッチしていないか事前にチェックを。
40代の転職ならば、職場の人間として良好な人間関係が作れるかどうかも気になる点です。意味もなく威厳を持たせたり、できる人間を強調するのはデメリット。落ち着いた対応で、むしろあたりの柔らかさを出す方が良いかもしれません。
【二次面接】現場責任者と対峙、実のある返答を
二次面接では職場の責任者が担当をします(小規模会社なら社長が出てくる場合も)。二次面接でも一次で聞かれれた内容(志望動機など)を再確認されることもあります。
2次ではさらに仕事への理解度、職務経歴、実績、スキルを確認する場所でもあります。当然、自己分析を行い望んでいるはずですよね。
会社にとって自分を採用したらどんなメリットがあるか、自らの商品価値をPRする事です。
自らを売り込む戦略を
自分を売り込むのにどのような戦略をとっても構いません。資料にまとめて提出しては駄目、なんて条件はありません。
事業戦略をよく読み込んでおくことです。自分がどう関われるか、その結果どんな相乗効果があるか提案できるかもしれません。
これらを上手にPRできない場合は自己分析が足りていない可能性があります。
20代、30代のような1問1答の面接だけでなく、こちらから提案できるお土産も用意した方が可能性を上げる事ができます。そのためには求人票をよく読み込むこと、仲介役のエージェントにこれはどんな仕事内容なのかヒアリングしておくことです。
もし自分のスキル・経歴・人脈を使って貢献できることがあれば提案します。〇〇の経費が削減できる、〇〇のやり方で売上が上がる、この〇〇はこちらに応用できる、既に顧客を持っている、この求人て本当はこういう事を望んでいるのでは?
など面接の担当者が持ち帰り検討したくなるような提案は目を引く物があります。他者と圧倒的に差別化できます。
【三次面接】役員・社長面接
最終面接では役員や社長が面接官になって、仕事に対する熱意を確認する運びとなります。
既に技術的な話や現場と仲良くやれるか等の面接は済んでいますので「将来にわたって期待できる人材か」「ウチの会社で長くやっていけそうか」が見られます。誠実さを見せて転職の理由、志望動機を話します。
また逆質問も用意しておく事です。「何か質問はありますか」と聞かれたら何を質問すべきか。
- 会社としてどのような方向に持っていきたいか(事業戦略、経営戦略の確認)
- 自分はこんな戦略、商品を考えているがどう思うか
- これからどの商品に伸びしろを感じているか、市場を狙っていきたいか
この辺は確認しておきたい。もし会社の方向性と自分の方向が一致してなければこの転職、入社後に失敗する可能性がありますからね。
服装は大丈夫ですか、立ち振舞は?目線は大丈夫?そういった点も緊張しますがしっかりやってください。40代になると落ち着きが出てきてしまいますのでこの年齢でも元気よく振る舞う事が大事ですよ。
面接対策はどうするか?
個人的には面接対策とやらはやる必要が無いと思っています。聞かれたことに答える、こんなアタリマエのことなのですから。事前に用意してきた答えを聞かされてもそれが真実なのか確認するすべはなく聞く側の面接者としては退屈に感じてしまう事もあるのです。
とはいえ面接ということになると緊張して言葉が出てこない、身体を揺する癖が出てしまう、相手の目を見て話せない、など面接でのビハインドが出てしまう方もいますので、そのような場合は事前に対策をしておくことをおすすめします。
市販の面接本を買ってもいいし図書館でタダで借りても良いです。おすすめは転職サイトの担当者に練習相手になってもらう事です。ミスや弱い部分を訂正してくれますし、会社の情報や資料も事前にもらえるので対策がしやすいはずです。