公務員から民間への転職は厳しい

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公務員を辞めたいと考える方は意外と多い様です。

安定職のトップランクで、現在でも大学生にとっては人気No1の希望職となっていますが、実際の公務員の仕事内容は決してバラ色ではないのでしょう。

これは話が違う!

と不満に思い、自主退職を行うケースが少なくはありません。とはいっても、飲食・サービス業の離職率が7%のところ、公務員は0.5%なので微々たるものです。

そんな公務員からの転職で成功している例はいくつもありますが、一般的にはかなり条件がきつくなる事を理解しておきましょう。

それは公務員のキャリアが民間企業ではプラス材料に成り難いからです。

専門資格を持っていて、実務での専門性を発揮していた方以外は事務職としてもビハインドがあると考える方が良いでしょう。
ですが、しっかりとしたビジョンをもって積極的な転職を求める場合は、成功への道も開かれるでしょう。

40代で公務員から転職を希望する明確な理由が必要

40代の公務員の方が民間企業などへ転職希望をなさっている場合は、今の職場を辞めたい理由について具体的に考えてみるのは大事です。

大手企業での就職よりも安定性が高く、着実な収入のベースアップが望める仕事を辞めたい理由とは何かを整理しておく必要があるのです。

これは転職をする際の志望動機にも関わってきます。

条件の良い仕事を辞めるわけですから、説得力のある理由を持たせると好印象になります。

逆に抽象的な理由や曖昧な気分で転職をするならば、相手企業は悪いイメージを持ってしまいます。

ただでさえ民間レベルの判断では、『公務というぬるま湯で生きてきた世間知らずの人』というレッテルを張る傾向がりますから、志望動機は慎重に整理しておきましょう。志望動機の組み立て方も参考に。

また公務員には、基本的にノルマや自己責任が曖昧だというデメリットもあります。

その点を払しょくするスキル・資格とこれまでの取り組みの良い点を具体的に説明できる様に丁寧な準備が望ましいのです。40代になると資格よりも実務や業績が重視されるのは言うまでもありませんが。

家族の協力と励ましが成功へのポイント

また収入面や家族生活にも大きな変化が出ます。

40代の転職市場は決して活況ではありません。
特に収入面でかなりのベースダウンを覚悟すべきです。

サラリーマンの平均年収は430万円前後ですから、2〜3百万円のダウンは覚悟しなければなりません。
また勤務形態も残業が増え、休日勤務も出てくるかもしれません。

これまでの様にゆっくりと家族生活を楽しめない事もあります。

ですから転職をする前に、よく家族間で話し合いをして、協力し合える絆を深めておくのは大事です。

話し合いの中には、将来の生活の展望を見定める事もあります。

収入に見合った生活レベルを具体的に考え、その為に家族ができる事を確認し合う事も成功へのポイントです。