転職の理由は1つであっても志望動機は会社に別に組み立てなくてはいけません。

そのために必要なことをまとめています。

40代に求められることのまとめ

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40代の中途採用者として求められている条件として、その募集職場で即戦力として成果を挙げる事です。
参考:中途採用の人物像

そして個人の業績だけでなく、職場の管理形態でも実績を示せるチームワーク作りへの貢献度も必要とされる事でしょう。

企業が求めるニーズに対して、自分が培ったキャリア・スキル・ノウハウがどれほど成果を挙げる事ができるのかを的確にアピールする事が肝心です。
その為には志望動機にその点を踏まえたアピールをする必要が出てきます。
面接官の関心を惹きつける有効な手段にもなるので、しっかりと事前準備しましょう。

単に専門スキルを語るのではなく、営業部なら過去の実績を数字で示したり、管理部門なら成功した業務改善案を紹介する事もできます。

またクリエイティブや技術職なら、手掛けた製作品などをもってキャリアとスキルのレベルを伝えることが必要です。

応募先会社の分析にともなった志望動機を考える事

ひとまず転職サイトに登録するとエージェントさんが連絡してきてあなたにマッチする求人をいくつも紹介してくれるでしょう。要望によっては10社~100社など持ってきます。

その中からあなた自身が「この会社に入りたい」と思えるかどうかです。そう思えるかどうかは会社の説明会を聞いたり、会社のデータを収集したりが必要になってきます。大学生の就活のようにOB訪問といったことはありません。

そんな情報を集めていく中で意欲が湧いたら書類を出してみようという話になります。この時点では志望動機は不要です。書類が通過して面接する段階になれば志望動機を考える事になります。

ポイントとしては、応募企業がどのような人材や活躍を必要としているのかを事前にリサーチして、志望動機のポイントを絞っておく事なのです。

転職先と自分のメリットを志望動機に含める

40歳の方の志望動機が新卒学生の様であってはいけません。

御社は素晴らしい
御社の製品が気に入った
御社の企業理念が
御社が・・・

こんな事を言って企業側が喜ぶことはありません。自分の仕事力が活かせる、自分も仕事を通じて社会に貢献したい、高めていける職場だと確信している、そういった事を伝えないと「なんでこの人はウチに来たいのだろう?」となってしまいます。

徹底的に自己分析を行い、そこから自己PRを元に転職先で活かる実力を洗い出しましょう。

取得した資格やノウハウをどのレベルまで実践できたかを説明しつつ、その企業での貢献度をアピールします。その会社の現状や将来性を自己分析し、不足部補充に役立つ点を志望動機にするのは具体的で有効です。40代になると資格は重視されませんが。

また自分の生活上の必要を満たす収入や福利厚生が得られることも伝える事ができます。

企業にも自分にもメリットのある事をアピールする事は肝心です。

志望動機が間延びしたものにならない様に端的に語る

志望動機では、自分のキャリアやスキルをどのように活かし、どのような貢献度があるかをアピールする必要があります。
40代の転職では、このキャリアについてかなりシビアに質問がくるでしょう。

ただしダラダラと武勇伝を語るのはNGです。具体的なエピソードを端的に伝え、明解な志望動機を示せる様に努めましょう。

また面接では、一つでも多くの質問を自分からさせる様にリードするのもテクニックのひとつです。その為には質問を出しやすい話し方を工夫して、コミュニケーションをはかり、キャッチボール的なやりとりにするべく準備しましょう。この会話能力も内定に近づくテクニックなのです。

と言いましたがテクニックに終始するのは良くないです。テクニックはあくまでも表面的な補足でしかありません。あなた自身の内側から湧き出る人格でもって面接を勝ち取るように持っていければベストなのです。