40代の転職は難しくすぐすぐの採用は出ないで長期化する可能性があります。2,30代ですと遅くても6ヶ月で転職活動が完了しますが、40代は1年以上かかる場合もあります。
それは現職に追われて忙しい中で転活をしている場合もありますが、採用してくれる企業が少ないという現実も見なくてはいけません。そんな中での活動となりますと健康管理や精神的な持ちようも大切になってきます。
40代の転職では自分自身のケアが大事
40代で転職をすると再就職まで長期化するケースが多々見られます。
統計によると平均して1年前後は掛かるとあります。
そこで40代の転職では、健康管理とメンタル管理が大切になってきます。
40代の責任の重い時期に失業状態でいる事は、実に大きなストレスと疲労を抱えてしまうものです。なので会社を辞めての転職活動ではなく働きながら活動することが一般的です。(リストラは除く)
精神的なストレスが大きくなりやすい方は、特に自己管理を丁寧に行わなければ倒れてしまう事もあるでしょう。
心のケアは積極的に行いましょう
まず転職活動中に抱える問題に、『自分は社会に必要としていない!』との絶望感があります。面接で辛辣な言葉を受けたり、何度も不採用を受ける事でメンタル面のダメージが蓄積されていきます。
また収入面の不安や恐怖感がつきまとい、心は閉鎖的にもなり易い事でしょう。この失意が大きい程、無抵抗で体の免疫力が低下します。それでちょっとした外敵攻撃に負けてしまい、病気やうつ病を発生させてしまうのです。
そんな時に頼りになるのが家族や友人の理解と励ましです。
ご自分は他の人に弱みを見せたくないと、無理をしてでも一人で頑張ってしまいますが、それでは増々状況を悪化させる可能性があります。40代は家族がいるのが一般的ですので、配偶者の方と相談して進めると良いです。良き理解者を持つことはメンタル的に楽になりますし、その態度は面接などでも余裕として現れるはずです。
もし誰にも相談できないなら、せめてプロのカウンセリングを受ける事もできます。いわゆる転職サイトに登録して「エージェント」と呼ばれる方に「40代の転職とは」について確認してみる事です。アドバイスも貰えますが求人も持ってきてくれるので是非活用してください。
転職活動に耐えられる健康状態をキープ
同時に健康管理も意図的に行いましょう。ストレスは万病の元です。それまで健康だった方でも、転職中に病気になってしまうケースはよくあります。
できれば病院で健康チェックを受けましょう。転職活動が長期化している時は特に必要です。そして食事や運動、睡眠に気を配り、生活習慣を乱さない様に注意をしてください。
特にリストラで会社を退職した方は今まで朝起きて出社して夜帰ってくるというルーティンが崩れてしまいます。早寝早起きは自律神経を整える基本です。また運動することも健康維持には大切ですよ。
長期化しないことが良薬となる
転職活動が長期化しなければ特に問題にはならないわけですが、では40代でも採用がすぐ決まるのはどういった人なのかと言いますと、次のような特徴があります。
- 柔軟な思考を持っている
- 新しい会社や業界でもチャレンジできる
- 会社の規模にこだわらず、説明会を受けられる
- 転職でこれだけは守りたいものを1つ持っている
- 転職して失ってもいいものが整理できている
このような方は様々な企業にトライして採用を獲得していく傾向があります。「あれもこれも満たしたい」「この会社は小さいから」「ここは通勤が大変そう」などと御託を並べて行動しない人はいつまでたっても前進できません。